ペーターの愛称を持つドイツのおもちゃメーカーKonrad Keller(ケラー社)の人気の木馬(ロッキングホース)です。
1954年に、若い彫刻家のSchwahn(シュバーン)氏が、自分が考案した木馬をケラー社に持ち込み製品化されました。
それまでの木馬と違う斬新なデザインに、ケラー社はその場で採用を決めたと言われています。
シンプルで美しい飽きのこないデザインで多くの子どもたちに愛されてきたペーターは、Keller(ケラー社)のロゴマークにもなっている代表作の木馬です。
日本でも、1972年の登場から現在まで愛され続けています。
木馬のペーターは、無垢の白木が使用されていて、透明な水性ラッカー仕上げられています。
人間工学的に計算されたそりや座の曲線は子どもの体の動きにフィットし、そりのカーブがシャープなので大きく揺らすことができるのが特徴です。
両先端に工夫が施されたカットがあることで、思いきり揺らしても倒れにくい構造になっています。
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Konrad Keller(ケラー社)
Konrad Keller(ケラー社)は、1864年にドイツのシュトゥットガルト近郊のゴッピンゲンという街で、Christian Vogel(クリスティアン・フォーゲル)氏により設立された長い歴史を誇る木製玩具メーカーです。
そして、2代目のKonrad Keller(コンラッド・ケラー)氏の時代に、その名前を取って社名をコンラッド・ケラー社(略称:ケラー社)に改称しました。
3代目のEugen Keller(オイゲン・ケラー)氏の時代には、ヨーロッパ諸国やアメリカ、カナダなどに輸出する力をつけて、大きな発展を遂げます。
ドイツの黒い森で育った堅いブナ材は、ケラー社のおもちゃを一段と引き立ててくれています。
しかし、経営陣とマイスターの資格を持つベテランの職人たちとが力を合わせ、1980年代にはドイツ一番の木製玩具メーカーとして名声を得ることになりましたが、戦前の工場を改造し増築した工場の老朽化と後継者不在の問題に直面します。
熟慮の末に、ライセンス契約のなかで製品の品質を管理しながら、ケラー社のおもちゃを残す道を探りましたが、最適と言えるパートナーに巡り会えずにいました。
そんな中、2002年に誠実なおもちゃ作りに定評のあるOstheimer(オストハイマー社)にめぐり合います。
オストハイマー社は、独特の味わいを持つ手作りの木製ミニチュア動物で有名なドイツ有数の木製玩具メーカーです。
現在、オストハイマー社はケラー社のアイテムの生産に力を注いでいます。
「ドイツでの手工業の存続が難しくなった現代ですが、良いもの作りに徹することで、ケラー社のおもちゃがきちんと生き残る道はあるはず」とオストハイマー社の社長Schuhle(シューレ)氏は語っています。
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